リン酸の語り処

遊戯王OCG考察・構築案の物置です。

【空海コレクター】デッキ紹介&解説

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🎍Happy New Year !!🌅

新年明けましておめでとうございます、リン酸です。いよいよ令和も2年目となり、新時代を生きるものとして日々精進せねばと感じる毎日です。

遊戯王OCGにおいても、4月からの新ルール適用やハイペースで出される新弾など、常に変革を求められているようにも感じます。ですのでここは1つ、自分も新弾のカードを使ってデッキを作ることにしました。

 

今回紹介する【空海コレクター】は端的に話すと、以前組んでいた【烏賊寿司】というデッキのリメイクとなります。

お前さっき新弾でデッキ組むって言ったばかりだよな…???

 

まぁ、それはさておき。軸となる動きは変わっていないため、その辺りはこちらの記事から確認くださると幸いです。なお序盤の茶番フェイズは飛ばしてください。

 

デッキレシピはこちら、詳細は下記をご参照ください。

 

空海コレクター

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主な動き

コンセプトとしては「海皇水精鱗と《空牙団の大義 フォルゴ》によるリソース確保」となります。

海皇水精鱗は当然ながら噛み合わせが良く、このデッキの軸となる《水精鱗 -サラキアビス》《No.37 希望識竜スパイダー・シャーク》へと繋げやすいのがとても良いです。

水精鱗ーアビスパイク》と海皇モンスターの組み合わせは《空牙団の舵手 ヘルマー》を加えながら《空牙団の大義 フォルゴ》が出しやすいため、そのまま3枚ドローの効果まで視野に入るのがお気に入り。

 

フォルゴの起動手段には《トークンコレクター》と《はさみ撃ち》を軸に置いています。

トークンコレクター》は場にローズ・トークを残すかどうかをコントロールしやすく、フォルゴや《海晶乙女コーラルアネモネ》など維持したいモンスターの生存に貢献できます。

はさみ撃ち》は自分のスパイダーシャークコレクターを破壊しつつ相手の場を開けられるため、《ブラック・ガーデン》があればスパイダーシャークによる蘇生と合わせて、相手にトークンの的を投げることができます。

コレクターは言わずもがな、《はさみ撃ち》も《悪魔嬢マリス》を経由して使い回せるため、デッキのコンセプトでもある継戦能力の向上に繋がります。

 

最終的にはスパイダーシャークと《はさみ撃ち》を何度も相手にぶつけ、隙を作ったところにフィニッシャーで攻める…といった終幕を想定しています。

そのフィニッシャー枠として、《天穹覇龍ドラゴアセンション》と《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》を採用しています。

アセンションは《ブラック・ガーデン》と非常に相性が良く、どちらも強制効果であるため半減→攻撃力上昇といった風にチェーンが組めます。《瑚之龍》と《トークン・コレクター》で作れば、相手の場に的のトークンを作って〆ることも可能。

ラグナ・インフィニティはフィニッシャーとしては少し異なりますが、《ブラック・ガーデン》存在下で出てきたモンスターを大抵薙ぎ払えます。アストラムとかは無理ですが。また、一度出せば《No.71 リバリアン・シャーク》や《エクシーズ・リボーン》で何度でも帰ってくるプレッシャー要因として運用できます。

 

メインギミック然りフィニッシャー然り、いかに《ブラック・ガーデン》を維持して戦うかがこのデッキの肝となっています。勿論割られても戦えるようにはしていますけどね。

 

採用カード

ここからはメインギミック以外の採用カードについて載せていきます。

 

まずは空牙団の採用枚数について、このデッキでは《空牙団の舵手 ヘルマー》《空牙団の剣士 ビート》《空牙団の参謀 シール》の3枚で運用しています。

このデッキにおける空牙団の役割は「フォルゴによる継続的なドロー」と「ランク3へのアクセス」になります。それ故出来るだけ少ない枚数に縛り、レベル3のヘルマービートを採用しています。

しかし、ビートがいるのにサーチ先無しは流石に勿体ないので、シールを1枚だけ採用しています。シールの存在下でフォルゴが蘇生できれば、空牙団を拾いつつ再び3ドローが視野に入るのがかなり大きいですね。フォルゴの蘇生なら黒庭やスパシャがありますし、十分狙える範囲です。

 

悪魔嬢マリス》は《はさみ撃ち》を中心に罠を使い回せるのが非常に大きいです。以前までは《ライトロード・ドミニオン キュリオス》で拾うのが中心だったので。使うとデッキに戻りますが、それも《トラップトリック》や《絶対王バック・ジャック》で触れるため一長一短です。

ちなみに小技として、《エクシーズ・リボーン》は発動後に墓地へ送られずX素材となるので、デッキに戻らず毎ターン拾うことが出来たり。

 

 《番猫-ウォッチキャット》は《サイバネット・リカバー》《白の救済》《煉獄の災天》のように後続に繋ぐカードへ触れるため、《ワン・フォー・ワン》の選択先としてかなり優秀です。ラグはあるものの、そもそも序盤では仕事が少ないカードなので特に問題ありません。

 

煉獄の災天》は後述する《深海姫プリマドーナ》と合わせて、《絶対王 バック・ジャック》を何度も使うことができます。その他にもコレクターマリスといったコンボに関わる札も落とせるため、個人的にはかなり革命的なカードです。

あと使ってみた感想として、非常に便利だなぁと。このカードだけでもエンジンとして機能すると感じるレベル。《執愛のウヴァループ》や《風来王 ワイルド・ワイルド》のように、ちょっと触りにくいけど面白いカードへのアクセス手段として使うのも楽しそうですね!

 

エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ》は《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》の出力手段としての採用です。通常のRUMと違い墓地に落ちても使える、マリスで再利用可能といった点が非常に便利ですね。《エクシーズ・リボーン》と役割が似ているため、それぞれ1枚ずつの採用としています。

 

トラップトリック》をわざわざ採用している理由について、2点ほどあります。1つ目は《悪魔嬢マリス》と合わせると実質3回分のストックを用意できるためです。細かい点ですが、除外コストに価値を作れるのはちょっと上手くなった気分になります。

2つ目は単純な話、《はさみ撃ち》が足りなかったからです。スパイダーシャークの出力が安定しているため、能動的に盤面を切り替えられる札があるに越したことはありません。加えて《はさみ撃ち》のような妨害札を引けなくて負けた勝負が山のようにありました。

はさみ撃ちが足りない…?  ➡︎ だったら増やすしかねぇな!  というわけです。

引けたら気分は" P.A.R.T.Y. Time "、相手のモンスターについつい潜影蛇手してしまいましょう。

 

続いてエクストラデッキの採用について。

深海姫プリマドーナ》は《水晶機巧-ハリファイバー》から呼ぶことが多いです。《水精鱗-サラキアビス》や《海晶乙女コーラルアネモネ》に対応しており、盤面への復帰も容易です。

昨今は除外を絡めて展開するデッキも多く、そういった相手にはパワーラインを調整する役割も持てるため、割と使い勝手はいいですね。

除外されてるカードを墓地ではなくデッキに戻す、というのも高評価です。《煉獄の災天》のように「デッキから〜」という札を終盤でも運用できるのはとてもありがたいです。

 

No.60 刻不知のデュガレス》は汎用札としての採用ですが、《エクシーズ・スライドルフィン》の存在により《エクシーズ・リボーン》などで再利用できます。攻撃力倍加は《ブラック・ガーデン》との相性も良く、ゲームエンドの補助も期待できます。

 

氷結界の龍 トリシューラ》はこのデッキの弱点である対象耐性持ちへの解答となります。特にアストラムとかいう奴は《はさみ撃ち》も効かずスパイダーシャークでの突破も難しいため、このデッキの天敵です。というか、いつも同じようなカードに負けてない…?

ただ現在の構築だと少々出しにくいため、《リンクロス》とプリマドーナを絡めて出せるようにするのは一考の余地ありですね。

 

採用カードの紹介は以上となります。

 

終わりに

空海コレクター】のデッキ紹介は以上となります。基本は改築前と同じなので話すことは少ないですが、皆様のインスピレーションのきっかけにでもなれば幸いです。

以前は《隅烏賊》に攻撃させてカウンターを狙うといった受動的なコンセプトでしたが、今回はかなり攻勢的な構築にシフトできたかなぁと感じています。《はさみ撃ち》を撃つのが楽しくてだらだらと使い続けてますが、回してて飽きにくい形に仕上がり割と満足しています。

新弾のプリマドーナ・災天・マリスによって無限に《はさみ撃ち》を打てるようになり、方向性が悪い方に固まった気がしないでもないですが…笑

個人的に【空海コレクター】というデッキ名はしっくり来てないので、何かぴったりなものを命名してくださると嬉しいですね!こっそり募集しておきます。

 

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。今年も細々と続けていきますので、どうぞ生暖かい目で見てやってください。

今後の動きですが、一応新しい案を考えています。絶賛難航中ですけど。そう遠くないうちに別の記事が上げられる…といいですね笑。

あとは遊戯王OCG以外の記事とかも書いてみたさはありますね、恐らく趣味のTRPG関連になるとは思われますが。

 

ではでは、この辺りで✨