いつの間にやら肌寒い季節となりました、いかがお過ごしでしょうか。最近冷えで腰が痛むリン酸です。定期的に部屋で叫んでいます。
前回の記事から早半年、光陰矢の如しとはまさにこのこと。このブログの存在を定期的に失念し、更新をしばらく忘れておりました。もう書き方が思い出せません。
久々に当ブログの存在を認識した経緯ですが。昨今の情勢により、遊ぶ機会がない中で細々と作っていた案が3つほどあり、その備忘録代わりに残しておこうという算段です。neuronにつらつらと書き殴るわけにもいかないので。
今回はその1つ目であるメルフィーと魔轟神を組み合わせたデッキです。興味のある方はお付き合いいただけますと幸いです。
【VEAHY REIGN(ベヒー・レイン)】
(2020.10制限適用)
主な動き
《百獣王 ベヒーモス》による大型シンクロの使い分けをコンセプトに据え、獣族をベースとしてまとめたのが本デッキとなります。
《百獣王 ベヒーモス》 効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2700/守1500
このカードは生け贄1体で通常召喚する事ができる。その場合、このカードの元々の攻撃力は2000になる。
生け贄召喚に成功した時、生け贄に捧げた数だけ自分の墓地の獣族モンスターを持ち主の手札に戻す事ができる。
ベヒーモスの効果で《魔轟神獣ケルベラル》と《魔轟神獣チャワ》を拾うと、レベル8 or 9シンクロを経由しながら《魔轟神レヴュアタン》に繋がるため、この動きを中心に戦うことを想定しています。
レヴュアタンが破壊されるとチャワ・ケルベラル・レヴュアタン自身が回収できるため、ベヒーモスを出せば再びレヴュアタンまで繋がります。
さらに途中のシンクロを“闇・ドラゴン族”にすると、墓地の《スカーレッド・レイン》が加わりつつレヴュアタンに繋がります。弱点であるスペルスピード2での除去から守りつつ君臨する様はまさに暴君。
《スカーレッド・レイン》 通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル8以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。フィールドの、レベルが一番高いモンスター以外のモンスターを全て除外する。この効果で除外されなかったフィールドの表側表示モンスターはターン終了時まで、自身以外のカードの効果を受けない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドにドラゴン族・闇属性SモンスターがS召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。
このカード、強くないですか⁉︎
「レヴュアタン+レイン」の布陣を狙いつつ大型シンクロで攻め立てる…そんなデッキを目指しました。レベル8・9シンクロの使い分けについては以下の通り。
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
魔轟神がめくれるのをお祈りしつつ《スカーレッド・レイン》を拾うのが役割。自己蘇生もあるため、《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》に繋げてレインのおかわりを狙います。
《レッド・デーモンズ・ドラゴン スカーライト》
基本はカオスルーラーと同じですが、露払いしたい場合に使います。全体破壊はこのデッキには一見不向きに見えますが、《メルフィーのかくれんぼ》があると魔轟神獣が破壊されないので問題なかったり。
《PSYフレームロード・Ω》
《スカーレッド・レイン》が墓地にない場合の筆頭。レインがないとレヴュアタンの優先度は下がるため、Ωを維持してリソース確保に動くのが役割です。場合によっては《仁王立ち》と合わせて命乞いをします。
《飢餓竜アーケティス》
魔法罠を剥がしたいor《魔轟神クルス》などの捨てたい札がある時に優先して出します。基本は相手ターンに《ホップイヤー飛行隊》+ベヒーモスで作ることが多いです。
レヴュアタンを破壊できる関係上かなり相性が良く、相手ターンに破壊してアーケティスを対象にレインを使うことも。そして多分こっちの方が強い。
《百獣王 ベヒーモス》や魔轟神獣を中心に展開していくため、それらにアクセスできるメルフィー関連が初動となります。また、少ない枚数で《森のメルフィーズ》になれるカードとしておジャマを採用しています。
メルフィーおよび《おジャマデュオ》に触れるカードがあればとりあえず動けるため、見た目以上に何も出来ないことはなかったりします。何も出来ない時は大人しく畳んで森に帰ることで解決します。
採用カード
メルフィー・おジャマの枚数
これらのカードを使っていて枚数比に悩む方へ、少しでも参考になればと思い書き残しておきます。
はじめにメルフィー関連の採用枚数について。
序盤・中盤で仕事ができる《メルフィー・パピィ》と《メルフィー・キャシィ》は、《森のメルフィーズ》で呼べるのはいえ早めに欲しいところ。しかし重複しても仕事がないことを懸念し、各2枚ずつで運用しています。
《メルフィー・ポニィ》はパピィと代わり、中盤以降でしっかり働いてくれるため1枚採用しています。
次におジャマの採用枚数について。
《おジャマ・ブルー》や《おジャマデュオ》以外は引いても強くない関係から枚数を減らしたく、さらに《おジャマパーティ》などの枠を消費するカードは避けたかったため、《おろかな副葬》と合わせて少ない枠で仕事が出来る比率を目指しました。
ブルーとデュオを各2枚・別名おジャマを計2枚の合計6枠が、副葬と合わせた時に仕事ができる最小枠と判断して運用しています。ただ《メルフィーのかくれんぼ》が入っているため、デュオだけ3枚にするのも有りかという気持ちもあったり。
あくまで上記は少ない枠での運用を目的としているため、一例として捉えてもらえると幸いです。
モンスターカード
《魔轟神獣ノズチ》
ケルベラルと合わせてランク2になれる魔轟神として採用。召喚権を使わずに《No.29 マネキンキャット》のような相手が嫌がるカードになれる点で役立ちます。
《魔轟神獣キャシー》
手札を捨てるカードを須く妨害に変換できる有能猫。アーケティスと合わせるとめちゃくちゃ嫌な顔をされます(?)
ちなみにキャシィとキャシーが似ているせいで勘違いされやすく、プレイミスを誘えるのは余談。
《獣王アルファ》
何だコイツ。
息をするように対象に取らないバウンスを使えることに加え、さもデメリットかのように手札に戻って再利用も容易である。何だコイツ。
ついでに《メルフィー・キャシィ》でサーチできるらしい。何だコイツ……
《砂塵の悪霊》
ベヒーモス以外に繰り返しアドバンス召喚できて強いモンスターといえば彼しかいない、古き良きカード。レヴュアタンの効果も能動的に狙えたりとか。あと顔が怖いのでそこでもシナジーを発揮します。
《ホップイヤー飛行隊》
先述したとおり《飢餓竜アーケティス》or《浮鵺城》を出すのが仕事。ベヒーモスの棒立ちを防げる点が非常にyeah!(イヤーと掛けた超高等ギャグ)
《鉄獣戦線 ケラス》
役割はノズチと同じだけど《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を呼び出せる子分であり、窮地に陥ると助けてくれます。
いや、そんな化け物呼んでくるな。何だコイツ。
魔法・罠カード
《おろかな副葬》
このデッキのコンセプトである《スカーレッド・レイン》・初動の《おジャマデュオ》・アクションを増やせる《連撃の帝王》に変わる《汎神の帝王》と重要なカード群に触れるため3枚採用です。
おジャマを初動に取り入れた理由は、このカードを強く使えるという点が非常に大きいです。
ちなみに、僕はこのカードだけについて話すだけで一記事書けると思います。皆様もどうでしょうか、一度考えてみると知見が広がる1枚だと思うので是非。
《連撃の帝王》
ベヒーモスが同名をサルベージできる関係上1回でも多く出したいため、相手ターンにアクションを起こせるよう採用しました。先述した《砂塵の悪霊》とも非常に相性が良く、見えているだけで相手に二の足を踏まえられます。
帝王魔法・罠で必要なのが連撃だけなので「連撃×3,汎神×1」で運用しています。
エクストラ
《天穹覇龍ドラゴアセンション》
レヴュアタン以外の《スカーレッド・レイン》の対象であり、高打点を確保する目的で採用しました。メルフィーがいる都合で手札が保持しやすいため、想定している仕事はできるかなぁと。
基本的にレヴュアタンで戦線維持、決めに行く時はアセンションと使い分ける形での運用になります。
《浮鵺城》
一度倒された《飢餓竜アーケティス》や《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》を呼び戻すために採用。このカードを見るとランク9の選択肢が出てきますが、今回はレヴュアタンへの繋ぎという仕事があるためそちらは採用していません。
もしも「VFDのほうが強くない?」って言われたら、俺の方が強いよと伝えながら鋭く右ストレートで撃ち抜きましょう。
《聖光の宣告者》
《百獣王 ベヒーモス》や《カクリヨノチザクラ》など使い回したいモンスターが多いため採用しています。手札に嵩張ったメルフィーやおジャマを戻せるのもこのデッキだと都合がいいです。
余談ですが《混沌の創世神》とこのカードでサイクルが組めるため、めちゃくちゃ相性が良かったりします。このデッキでも検討してもいいかもしれないですね。
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》
いや、何だコイツ。
息をするように対象に取らない除外が撃てることに加え、たとえ倒されてもオマケのように後続を確保しやがる。何だコイツ。
ついでにケラスの踏み倒し効果でも出てくるらしい。何だコイツ……
どうでもいい話
そもそもこのデッキ自体がどうでもいいって?ここまで読んでる時点で違うくせに、照れんなって。
デッキ名についてですが、「HEAVY RAIN」というゲームを文字って「HEAVY→VEAHY」「RAIN→REIGN」と変えたのが由来です。
《スカーレッド・レイン》の英名が“RED REIGN”であり、RAIN(雨)とREIGN(君臨)をかけた非常にオシャレな名前になっています。それにあやかりこのようなデッキ名になったという経緯ですね。
ちなみに“VEAHY”などという単語など存在しません、適当にベヒーモスっぽくなるように変えただけです。真面目に調べてくれたそこの君、ゴメンね。
余談ですが、僕は「HEAVY RAIN」をプレイしたことは1度もありません。
終わりに
本デッキ【VEAHY REIGN】の紹介は以上となります。ここまでお付き合いいただきありがとうございます。久々に長文を連ねたので読みにくい点があるかもしれませんが、そこはご愛嬌ということで。
いつものようなコンボデッキとは少し毛色の異なる形でしたが、自分なりに纏められたかなぁと。軸となる動きがあり、そこに+αすることでさらに磨きがかかる…といったことを意識しながら組んでみました。
閑話休題。
さて、本デッキの軸でもある魔轟神ですが、何と今月10月末に発売される「BLAZING VORTEX」にて新規が登場します。なんと12年越しの新規ということです、遊戯王の歴史をここに感じますね。
このデッキも例に漏れず新規を取り入れることになると思います。かなり面白いカードも多いため、皆さんも是非触れてみてください。
実に半年ぶりのブログ記事でしたが、魔轟神新規が出る期間に比べればまぁ誤差みたいなものなので。こんなペースでのんびり続けていければと考える次第です。
ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました。あと2つの案も緩々と綴ろうと思いますので、良ければ気長にお待ちください。
それでは、またね。