※この記事には多大なパロディが含まれている可能性があります。ご覧の際にはご注意ください。
文章書くよりコラ画像作る方が楽しくなってきています、リン酸です。
今回は先日の「デュエルですともオフ」にて使用した【烏賊寿司】の紹介になります。レシピ自体はTwitterに上げてましたが、細かいところで変更点があるのでそちらをベースに進めていきます。
まず、今回のデッキのメインディッシュはこちら!
《隅烏賊》
効果モンスター 星2/水属性/水族/攻 0/守1800
(1):1ターンに1度、このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。自分フィールドのこのカードの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。その後、自分フィールドに「イカスミトークン」(水族・水・星2・攻?/守0)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力は、その相手モンスターの攻撃力と同じになる。
(2):このカードの守備力以下の攻撃力を持つ相手モンスターは、メインモンスターゾーンの右端か左端に存在するこのカードを攻撃対象に選択できない。
攻撃されたときにトークンを出して自分は逃げて岩陰に隠れる、といった烏賊の生態らしい効果をしています。トークンも攻撃してきたモンスターと同等の攻撃力になるので相打ちに持っていくことが可能です。
しかし、低い攻撃力のモンスターで先に殴っていなしてやる・出てきたトークンを殴らない・そもそも烏賊を殴らないという選択肢も取れるため、扱いは結構難しいです。
つまり「相手に攻撃を強要しつつ殴り先をこちらで誘導する」といった戦術が必要になります。方法の1つに「《サベージコロシアム》を立てつつ隅烏賊単体だけを盤面に置く」なんて方法もありますが、耐久度の面から現実的ではありません(このデッキの初期案)
というわけで一夜通して考え抜いた結果、今回はこのような組み合わせに頼ることにしました。
かの有名(?)な「極みノワール」の組み合わせです。これなら相手に攻撃を強要しつつ、殴り先もこちらで自由に決められます。さらに低い攻撃力で先に殴るといった選択肢もある程度封じることができます。客によって提供する商品を変える…まさに悪徳寿司業者さながらですね。
笹寿司、許さないぞ…!!
しかしこれではただトークンで相打ちが取れるようになっただけ…顧客に至高の烏賊寿司を提供するには程遠い。なのでさらに味を引き立てるため、この食材を使ったのさ!
「なるほど!これならイカスミの持つ旨味(攻撃力)をさらに引き出すことができる、まさに最高の組み合わせだ!すごい……やっぱりすごいよ将○くん!」
ありがとうリンコくん、でもまだこれで終わりじゃないんだ!確かにこれなら旨味を引き出せるけど、それも食べてもらうお客がいないんじゃ意味がない……そう、だから僕はこれを使ってお客を呼ぶことに成功したんだ!
「そうか、これならイカスミトークン生成時に相手の場にお客(ローズトークン)を呼ぶことができる。将○のやつ、考えやがったな!……だがこの作戦には大きな欠点がある、お前はそれに気づいているんだろう?」
はい、ヤジさんの言う通りこの作戦には大きな欠点があります。それは元々お客がいっぱい召喚されてるなら、こちらの場が固くて食べられないシャリ(ローズトークン)で埋まってしまうからなんです。これだとせっかく隅烏賊を食べようとしてもらってもイカスミトークンを出して提供することができない…だからこそ僕はこの新たな境地に辿りつくことができたんです!
まるでシラユキが舞うように固くなったシャリトークンを散らしてやり、それをはさみ撃つように絶妙な力加減で握ってやること…これが僕の見つけた答え、「将太の寿司」です!!
「うむ!よくたどり着いたな将太よ……儂から言えることはもはや何もない」
ありがとうございます親方!よーし、これからも頑張って立派な寿司職人になるぞ!!
はい、満足しました。
これやりたくてこの記事書いたようなものですし、実質デッキ紹介終わりでいいのでは?(よくない)
では本格的にデッキ紹介に移りますね、茶番にお付き合い頂きありがとうございます。現在採用しているデッキレシピは以下になります。
【烏賊寿司】
改めまして、このデッキの目標は「極みノワール下でネレイアビスで上乗せされたイカスミトークンに相手をぶつけさせる」ことになります。上のパロディでも説明(?)しましたね。
そのための用意として、以下の2つを軸に動きます。
①サラキアビスから隅烏賊+ネレイアビスへアクセス
②ハリファイバーからノワール+極みへアクセス
①について、
《海皇子 ネプトアビス》+《彩宝龍》や《水精鱗-アビスパイク》+《水精鱗-アビスディーネ》の組み合わせから《水精鱗-サラキアビス》を作っていきます。パイクの場合は②の方へとルートが繋がるので、ネプトの場合はサラキアビスでアビスパイクをサーチするようにします。
パイクルートではサラキアビスのサーチ先を《水精鱗-アビスグンデ》にしておき、サラキ破壊時効果で墓地に送るのを《フィッシュボーグ-アーチャー》に。その後盤面が空いてるならアーチャー蘇生効果のコストにグンデを切り、グンデ効果でディーネss→グンデssまで繋がります。
アーチャー含む2体で《水晶機巧-ハリファイバー》ss→《グローアップ・ブルーム》呼び出しから《虹光の宣告者》をシンクロしてブルーム効果で《ノーブル・ド・ノワール》をサーチすれば、ハリファイバー効果で《源竜星-ボウテンコウ》ss→《竜星の極み》サーチまで繋がり盤面が完成します。
ただ、この場合大抵はノワールではなく《死王リッチーロード》を加えます。《イビリチュア・マインドオーガス》に繋げないとこちらのリソースがすぐ枯れちゃいますので。あと、すぐノワールを見せたら警戒されるじゃないですか(デッカス並感)
死王を加えた場合は先ほどのアーチャー+グンデ→《虚空海竜リヴァイエール》に繋げて、ブルーム帰還からサラキアビスに繋げつつノワールに触ります。リヴァイエールは水族なのでサラキアビスの素材にできちゃうんですよね、ホント好き。
②について、
先ほど①の項で触れたものもありますが、ネプトからサラキアビスを作った場合もルートがあります。
ネプトの効果でのサーチ先を《海皇の竜旗隊》、サラキアビスでのサーチ先をアビスパイクにすることで「アビスパイク+竜旗隊」の組み合わせが出来ます。この組み合わせから「アビスパイク+アビスディーネ+彩宝龍」が盤面に揃うため、ディーネと彩宝龍でハリファイバー→ブルームssでアビスパイクとシンクロ→《ガーデン・ローズ・メイデン》に触れることで極み+ノワールが揃います。でも大抵は死王を(ry
ちなみに「パイク+ディーネ+彩宝龍」の組み合わせは全員水属性で魚・水・海竜族となるので《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》にも繋がります。もはやレギュラー枠になりつつありますね。
(流石に知ってるよね…?)
その場合は《妖精伝記-シラユキ》や隅烏賊を落としたりします。その後のランダム肥やしで《はさみ撃ち》や《絶対王バック・ジャック》が落ちたら美味しいですね(前者はネタ的に)
①と②が済んで必要パーツが揃えばあとは客に烏賊寿司を食べさせるために動くだけです。盤面によって動きが変わりますが、基本は次のような感じに。
極みノワールでサラキアビスを殴らせ、サラキアビス効果でネプト落としつつ隅烏賊を蘇生
→ネプト効果で竜旗隊釣りつつ隅烏賊を殴らせイカスミトークン生成
→手札のネレイアビスで竜旗隊分の火力をイカスミトークンに乗せて相手モンスターと激突!
これがこのデッキの主な勝ち筋になります。ここに《ブラック・ガーデン》があれば、勝手にイカスミトークンを食べようとする客が増えるのでダメージはさらに加速していく。
ここからは他の採用カードについてになります。
○モンスターカード
《イビリチュア・マインドオーガス》はこのデッキのメインリソース回復枠です。サラキアビスの効果で竜旗隊を落とせば《シャドウ・リチュア》がサーチでき、毎ターンオーガスで戻せるので実質的なサイクルになります。このカードも水族なのでサラキアビスの素材にでき、ネレイアビスで割れば2600も乗せられるのもGOOD。
それに合わせて《死王リッチーロード》を採用しています。ブルームのサーチ先&オーガスの儀式召喚のコストを無限に補えるため、非常に重宝します。本当ならば《ヴァルキュルスの影霊衣》と合わせてドローエンジンにしたかったですが、枠の都合上泣く泣くカットしました。
《妖精伝記-シラユキ》は主に自場のローズトークンを掃除するために採用しています。パロディゾーンでも話した通り、ガーデン維持の状態だとローズトークンで埋まってしまい、隅烏賊&イカスミトークンが出る場所も無くなってしまいます。なので無理矢理場を開けるために、フリチェで使えるこのカードに白羽の矢が立ったわけですね。白雪だけに。ついでに相手の場にお客(ローズトークン)を出してくれる点も見逃せない。
《水精鱗-アビスリンデ》は《アビスフィアー》を初動として用いるために採用。あとはノワール存在下で的を継続的に用意できる点で優秀です。
《フィッシュボーグ-アーチャー》はランク3や4,6シンクロと多くのEXに繋がる優秀なカードです。蘇生時は水属性以外を破壊するためノワール存在下ではバトルには入れませんが、相手に殴らせる戦術ならば無問題です(ワンキルできないための言い訳でもあったり)
《海皇の狙撃兵》と《海皇の重装兵》はネプトアビスから触れる除去札として採用。サラキアビスのサーチおよび破壊時効果で捨てるだけで起動するのは流石といったところ。やはり元環境カードだけありますね。
○魔法カード
《ブラック・ガーデン》はノワールで誘導する的作りが主な仕事になりますが、このデッキでは蘇生札としても大変優秀な1枚です(以下参照)
800ライン:ネプトアビス
1600ライン:アビスパイク,サラキアビス
2400ライン:キュリオス,瑚之龍,リッチーロード
さらにガーデン存在下でサラキアビスが出るとローズトークンと相打ちとなる攻撃力800になるため、相手場をローズトークンで埋め尽くして特攻させ、烏賊ノワールにサラキの隠し味で勝ち!!というところまで行けたりとか。
《サイバネット・リカバー》はこのデッキの最強枠の1つです。サラキアビス破壊時にサラキ自身の効果に加えて墓地のモンスターを蘇生できるため、このカードとサラキアビスだけで「隅烏賊+ノワール」が揃います。他にもキュリオス破壊時に《No.37 希望織竜 スパイダー・シャーク》を蘇生し、スパイダーシャークでキュリオスを蘇生すれば好きなカードを回収しつつ盤面維持もできてとても楽しいです。そのスパイダーシャークをサラキアビスで蘇生して〜なんてことまで。前のオフであまりに強く感じたため3積みになりましたが、素引きしかないので頼りすぎは禁物(調子に乗ると引けなくなる)(ドロー雑魚勢)
○罠カード
《アビスフィアー》はアビスパイクに繋げるための初動と壁供給が主な役割ですが、ガーデン存在下で相手の場にトークンを出すためにも使えます。
《竜星の極み》は相手に攻撃を強要させる枠として採用しています。他にも《サベージコロシアム》や《バトルマニア》で代用する案も考えましたが、サーチが安定するためハリファイバーが使える限りはこれでいくと思います。サーチ可能は正義、できなけりゃ敗北者じゃけぇ……
さーてここからは色物枠の紹介だ!!
まずはその1《デストラクト・ポーション》。自分は普通だと思ってたんですけど化石枠に入るみたいですね…納得いかない。このデッキはサラキアビスを破壊されることで動いていくため、自ずと減っていくライフを取り返すための役割があります。ネレイアビスでパンプしたイカスミトークンを食べたりすると至高の味わいを感じられ、思わず柏手を打ってしまいますね。
あと盤面も開けられるので《フィッシュボーグ-アーチャー》にも繋げられるのは良きです。
続いて色物枠その2《シフトチェンジ》。サラキアビスや隅烏賊を殴ってほしい、またはノワールを狙われたくないといった事情があるこのデッキ、戦闘対象を弄れる且つ破壊対象をズラすことができる役割のものが欲しくなります。 そこで出てきたのがこの《シフトチェンジ》!見てくださいこのイキの良さ!!思わず相手を目移りさせちゃう!!!
実際片方だけなら他にもありますが、両方となるとこのカードくらいしか見当たらないんですよね…というか器用な使い分けができて強いと思いました。皆さんも試してみては?
そして色物枠その3にして1番の色物枠、《はさみ撃ち》です……いや、ホントマジでなんで採用してるの??頭でも狂った??(激しいブーメラン)
話を戻しまして…お気付きの方もいるかもしれませんが、このデッキは《フィッシュボーグ-アーチャー》から動くことがままあります。ですが盤面維持を軸にする性質上、起動できない場面が多々あったりするんです。そこでこの《はさみ撃ち》!見てくださいこの(ry
詰まるところ自分で盤面を開けるカードが重宝されるというわけです。ただしシラユキのように飛ばしてしまったり、ユニコーン帰宅部のように莫大に失い続けるわけにはいきません。ということで適度に盤面を削りつつ、さらに相手の妨害にまで回れるこのカードが最適という結論に至りました。ね、おかしくないでしょ?
他にも盤面が埋まってイカスミトークンが出せない状況で自分の場を開けつつ、相手の場を開けてローズトークンを押し付けられるのも強みです。
あとは先程も話したリカバーキュリオスとスパイダーシャークのサイクルにおいて、はさみ撃ちでスパイダーシャークを割り、はさみ撃ちを相手によって破壊"していただいた"キュリオスで拾い続ける「はさみ撃ちサイクル」が可能だったりします!これが中々に強い。リカバーキュリオスのサイクルの原案を提供してくれた某砂糖さんには感謝の意を。
ちなみに本人曰く「こんなことのためにアイデアを提供したわけじゃない」との喜びの声が聞こえました!!
《プロキシー・ドラゴン》と《セキュア・ガードナー》は盤面を減らしてセキュアで特攻することで、ダメージを受けずにアーチャー起動の下準備ができます。セキュアは《サイバネット・リカバー》の能動的な起動にも役立ち、プロキシーは隅烏賊と並べることで、イカスミトークンの相打ち時に隅烏賊本体を破壊することでトークンを守ることができます。馬鹿め、そいつは本体だ!
《リンクリボー》はブルームを能動的に墓地に送る手段として重宝していますが、極み存在下では攻撃力を0にしたモンスターを無理矢理突っ込ませることもできます。ノワールがいるなら低い攻撃力のモンスターでまず剥がして〜なんてのも許しません。
《No.37 希望織竜 スパイダー・シャーク》はアビスパイクのコストにネプトアビスを切り竜旗隊を蘇生して出します。この出し方ならスパシャの効果で竜旗隊を起動できるので海竜族サーチにも繋がるのは優秀です。サラキアビスとこのカードが相互蘇生の関係にあるため、盤面維持がしやすく耐えの方面にも秀でているのは個人的に気に入っています。
《No.103 神葬零嬢 ラグナ・ゼロ》は竜旗隊が起動できつつ、ガーデン下で猛威を振るいます。以前のオフでは採用していませんでしたが、思ってるよりランク4に繋がりやすかった&キュリオスに繋げやすい点を評価して採用となりました。こいつキュリオス信者か?
《PSYフレームロード・Ω》はノワール除外時のケアが主な役割ですが、ガーデン下では攻撃力を維持できるモンスターとして立ち回れます。
《瑚之龍》はこのデッキで作りやすい水属性Sであり、ハリファイバーから呼び出す枠でもあります。海皇を起動できる札でありながらドローもついてくる、さらに黒庭ラインでもあるとこのデッキにマッチしてます。
《ガーデン・ローズ・メイデン》はこのデッキの重要枠である《ブラック・ガーデン》のサーチがメインです。しかもリカバー等で蘇生しても回収できるという…人によっては今後の必須枠になるかもしれませんね。
《虹光の宣告者》はオーガスセットへのアクセス札として用いていますが、このセットにはリチュアから触れるので使う頻度は他よりは少なめです。相手によっては、リカバーで蘇生したりシラユキで飛ばしてリヴァイエールで帰還して圧をかけていくことも。
ということで、採用カードの紹介は以上になります。だいぶ長めになりましたがお付き合いくださりありがとうございました!
このデッキを組んでいる時はギミックの噛み合わせや安定性などにかなり頭を悩ませました…特に《はさみ撃ち》の採用に悩みました。いやお前ホントに積むのかと。結局積んだけどな!
デッキの根幹自体はごく普通のデッキなので、こんな色物札は目に入れず他の動きなどを参考にしてもらえると幸いです。
ではここまで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました!次回の月刊デッキビルドでお会いしましょう。
僕らの寿司道はこれからだ!!