新弾が出て考察が捗りますね、リン酸です。
新弾の話を出しておきながら全く関係なく、今回は月刊デッキビルドの第2号になります。
ちなみに前の記事を上げてから2週間程度しか経ってません。月刊って何だよ。
まぁ、そんな話はさておいて…
今回のお題は「五虹の魔術師+通行増税」です。提供して下さった方には感謝を。
この2枚の組み合わせですが、中々嫌らしいです。《五虹の魔術師》の誓約を避けるために手札を伏せる必要がありますが、その後攻撃を通そうと思うと《通行増税》のせいで手札コストが必要になる…手札が増やしやすい昨今の環境とはいえ、一度ハマると厄介なことには変わりありません。
このお題くれた方、性格悪くないですか???
今回はこの性悪な組み合わせを元に、さらに相手に誓約を押し付けることを目標としました。
ということで今回の主役はこちら!
《魔轟神獣ユニコール》
シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/獣族/攻2300/守1000
「魔轟神」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在し、お互いの手札が同じ枚数である限り、相手が発動した魔法・罠・効果モンスターの効果は無効化され破壊される。
この人、性格悪くないですか???
はい、見事にブーメランが返ってきそうな性悪な組み合わせになります。
《五虹の魔術師》と《通行増税》の影響で手札が減りやすくなるので相手と手札枚数を揃えやすくなると考え、そこを突いていこうと思ったのが発端です。
但しこちらの手札もなくなるので、その点を解決するために《魔轟神レヴュアタン》を採用しました。このカードは《デーモンの呼び声》に対応しており蘇生しやすく、レヴュアタン自身で回収した《魔轟神獣キャシー》の効果で爆発させてやれば手札を1〜3枚増やして調整することができます。
ユニコールを軸にする都合上魔轟神が絡んでくるため、違和感なく動きに混ぜ込むことができスロット節約にもなります。
しかし、ユニコールコントロールの本懐は相手ターンでの手札調整ができてこそ…と自分は考えます。相手ターンにキャシーを捨てられればレヴュアタンを爆発させられて手札を調整できるのに…何かないものか……
《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》
リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。自分は手札を任意の枚数ランダムに捨てる(最大2枚)。
その後、捨てた数だけ相手は手札を選んで捨てる。
(2):このカードがEXリンク状態の場合に発動できる。
相手は手札を2枚まで可能な限り選んで捨てる。この効果で相手の手札が0枚になった場合、さらに相手に3000ダメージを与える。
この人、性かk (以下略)
呼び声でガンブラーのリンク先にレヴュアタンを蘇生させられれば手札をランダムに2枚まで捨てられるので、ここでキャシーを切れたら手札調整のムーブを使用できます。さらに呼び声やガンブラーのコストに《魔轟神クルス》が使えればユニコールの蘇生にも繋がります。
というわけで! 以上を軸に動くことを意識した結果、レシピは以下のようになりました。前置きが長い。
ユニコールの出力には「《魔轟神クシャノ》(ハリファイバー経由)+星1モンスター」の動きを採用しました。
《終末の騎士》+チューナーの場合は《BF-隠れ蓑のスチーム》から出るスチーム・トークンを、《DD魔導賢者ケプラー》の場合は《DDラミア》を絡めてといった感じです。
《召喚僧サモンプリースト》であれば《終末の騎士》リクルートでスチームのルートに繋がります。
この動きだとハリファイバーが場に残るため、相手ターンに《シューティング・ライザー・ドラゴン》に切り替えて星2を落とし、《水晶機巧フェニキシオン》でユニコールの誓約回避のために伏せたカードを吹き飛ばします。
フェニキシオンが倒されても《終末の騎士》を蘇生すれば、呼び声へのアクセスやレヴュアタンへの繋ぎになります。
そのレヴュアタンの召喚ルートは「クシャノ+《DDD神託王ダルク》」を想定しているため、ライザーや終末の墓地肥やしは《DDゴースト》や《DDネクロ・スライム》が理想になります。
あとは頑張ってキュリオスが作れれば動けるのではないでしょうか?(投げやり)
…ここから先の動きは君自身の目で確かめろ!
サブの動きとしては、DD絡みから《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》でラミア+ダルクを揃える星8のSモンスターを軸に攻めることを想定しています。
《ブラッド・メフィスト》は通行増税でお互い硬直した時のバーン要員として、《DDD呪血王サイフリート》は通行増税を無効にして自分だけ誓約無視で戦うことができるので採用しています。
また、この動きはラミアを《リンクリボー》に変換してキュリオスへの繋ぎにもなるため、準備や守りの動きにも変換できます。
今回の月刊第2号の紹介は以上となります。
もう少し細かい動きはありますが、大まかな動きは上記の通りです。ここまで読んで下さった方の何か参考にでもなれば幸いです!
今回のビルドの感想としては、やはりハリファイバーが強いの一言に尽きます。
以前にも同様のデッキ(人事権ユニコンというデッキです)を考えていたのですが、どうしてもユニコールの出力で困っていました。それをこの緩い条件+フェニキシオンを構えるところまで両立するのは、やはり個人的には異常に感じてしまいますね…
あとは使ってみたかったカードであるレヴュアタンに、しっかりと意味を持たせて採用できたので満足感はあります。
というわけで、自分史上最も性悪なデッキとなってしまいましたが如何だったでしょうか?
まだまだ月刊は続けていく所存ですし、随時お題についても募集しています!コメントに残してくれたり、Twitterで募集してるときに送ってくれるととても喜びます。
あと、感想とかもしあれば呟いたりしてくれると死ぬほどモチベに繋がるので、心優しい方はよろしくお願いします(承認欲求ゾンビ)
見ているからな…見ているからな……
では、ここまでお付き合いくださった方に感謝の意を伝えるとともに、今回の記事を締めさせていただきます。
次回もまたよろしくお願します!!